かっちゃん、
ゲップしてごらん…
結局、ナミちゃんとナミちゃんのお母さんは何だったのだろうか。
最後、「ゲフゥッ」とかっちゃんではなく、お母さんがゲップした時、私は
え?かっちゃんじゃないの?お母さんが?
と思った。
そして、
そのとき、
あることに気がついた。
私はかっちゃんにゲップして欲しかったんだ…
かっちゃんのゲップを待っていたんだ…
鳥肌がたった。
この本は短編集で、上の文章は「冬の夜」という話。
「冬の夜」はこの文庫にしか載っていない。
そして、この本には今村夏子のインタビューも載っていた。
今村夏子のインタビューでは、
短編一つ一つの作品について
話しているのだが、なぜか
「冬の夜」だけ載っていない。
今村夏子はいつも、
あのような少し切ない物語を
書きたいわけではない。
書いているうちに
段々あのようになってしまう
と話していた。
「せとのママの誕生日」には、
あんな思いがこめられていたなんて…
彼女達は、ママのことをあんな風に
思っていたんだ…
面白すぎる…
かっちゃん、
ゲップしてごらん…
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年3月15日
- 読了日 : 2022年3月15日
- 本棚登録日 : 2022年2月18日
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コメント 2件
ういさんのコメント
2023/04/08
みどりのハイソックスさんのコメント
2023/04/12