悪しき狼 (創元推理文庫)

  • 東京創元社 (2018年10月31日発売)
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本棚登録 : 171
感想 : 28
4

刑事オリヴァー&ピア・シリーズ6作目。
虐待の痕がある少女の遺体が川から発見され、序盤から胸が悪くなるような事件を匂わせる。
あまりにも酷い犯罪に、現実のこととは思えない。いや、フィクションなんだけど、こういうことが現実にもありうるという意味で、犯罪者のその心理が信じられないというか、もう、本当に悪。

前作に続いて捜査十一課は安定したメンバーで、オリヴァーもiPhoneを使いこなせない以外は問題なし。よしよしと思っていたら、退場したはずのフランクが出てきた。
彼の過去が明らかになり、不愉快な言動にも理由があることがわかる。まあ、それを知っても全く好感は持てないのだけど。
その過去が絡んだ諸々の顛末がとても気になる。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリー・サスペンス
感想投稿日 : 2021年7月17日
読了日 : 2021年7月17日
本棚登録日 : 2021年7月17日

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