夜行列車に乗り込むだけで、いろんな出会いや出来事がある。目的地ごとの13編。
舞台はヨーロッパからアジアまでの様々な都市に向かって走る夜行列車で、80年代の社会主義国やシベリア鉄道なんかは、知らない世界に興味津々でそわそわする。ほとんどが列車の中の話だけど、乗客の持ち物や行動でそれらを感じられて楽しい。
東欧ってニンニクの匂いがするの、とどうでもいいことが気になってしまった。
それに表現が独特で好きだなあ。
特に赤色を鮭で表現するのが面白かった。なぜ外見じゃなく身の色を持ってくるのだ。「紅鮭のような嘘」って。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ちょっとした時に
- 感想投稿日 : 2021年2月14日
- 読了日 : 2021年2月14日
- 本棚登録日 : 2021年2月14日
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