ざこBar 酒とテレビと落語と○○

著者 :
  • 朝日新聞出版 (2013年2月20日発売)
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感想 : 7
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ざこBarというタイトルに惹かれて読み始めました。
落語の桂ざこば師匠の回顧録の本です。

ざこばさんは中学時代、偶然見かけた落語で「これだ!」と思い、その場で弟子入りを決めてしまう。
「大事なものだけもってこい」といわれて、ざこばさんが持っていったのは、長靴だったという。
これは数十年たっても笑い話になっているらしい。

その後も師匠家でなぜか鳩を買いだしたりと何かと行動が斜め上です。

本書では、幼少期の両親の離婚やその後の麻雀屋通いの父親の話なども、結構重いはずなのにからっとした調子で語られています。

90歳過ぎて一人でスナックに通い詰める母親の話や、
「前のおっちゃんの頭叩けるか?たたいたら5000円やるで」
といってなんでも賭けにしようとする兄弟子たちの話も面白かったです。

ざこばさん(当時は朝丸さん)のブレイクのきっかけは「動物いじめ」ネタから来たという話も興味深い。ネタとしては鉄板で、破天荒なキャラからの基本に忠実というのも意外性があると思いました。

落語好きでなくても楽しめる一冊です。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2017年11月6日
読了日 : 2017年11月6日
本棚登録日 : 2017年11月6日

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