前作の「ハゲタカ」が面白かったので続編を一気読みした。(なので、上巻の感想は省略)
芝野さんはやっぱり気骨のある金融マンに戻っていた。前作終盤での貶めは、飯島頭取の印象操作のようだ。
主人公鷲津の戦う相手が、どんどん大物となり、交渉に巻き込む相手も、遂には国家元首になるなど、話が大き過ぎてイメージが追いつかない部分も多々あったが、話の展開はずっとスリリングで面白かった。
プラザ・ファンドが、邪魔者を一掃する場面は、戦慄もの。こういうゴッドファーザー系大物に狙われたら逃げるしかない気がするが、鷲津の反撃はお見事。ここで、ベル・ボックスが登場して伏線回収、という流れもお見事。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2024年2月11日
- 読了日 : 2024年2月11日
- 本棚登録日 : 2024年1月28日
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