ハゲタカ2(下) (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2007年3月15日発売)
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本棚登録 : 2540
感想 : 222
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前作の「ハゲタカ」が面白かったので続編を一気読みした。(なので、上巻の感想は省略)

芝野さんはやっぱり気骨のある金融マンに戻っていた。前作終盤での貶めは、飯島頭取の印象操作のようだ。

主人公鷲津の戦う相手が、どんどん大物となり、交渉に巻き込む相手も、遂には国家元首になるなど、話が大き過ぎてイメージが追いつかない部分も多々あったが、話の展開はずっとスリリングで面白かった。

プラザ・ファンドが、邪魔者を一掃する場面は、戦慄もの。こういうゴッドファーザー系大物に狙われたら逃げるしかない気がするが、鷲津の反撃はお見事。ここで、ベル・ボックスが登場して伏線回収、という流れもお見事。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2024年2月11日
読了日 : 2024年2月11日
本棚登録日 : 2024年1月28日

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