架空の球を追う (文春文庫 も 20-4)

著者 :
  • 文藝春秋 (2011年8月4日発売)
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感想 : 142
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たまたま手に取って読んだ。たぶん思わせぶりなタイトルと素敵な絵に釣られて。

11の短篇はどれもよかったけど、記憶に残るのは、
『パパイヤの五家宝』、『ドバイ@建設中』、『あの角を過ぎたところに』の3篇。

『パパイヤ』ラストの牛脂のくだりがクスッと笑える。

『ドバイ』石油会社の御曹司の描写は、ジョジョ8部の田最環を想像してしまった。発狂したドイツ人の子どもを庇う場面がカッコいい。それで惚れ直す女性の方も。

『あの角』思いがけないことがあってもいいんだよな、って、9年同棲した彼女をそんな理由で振っちゃだめだしょうよ。。。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年5月25日
読了日 : 2022年5月25日
本棚登録日 : 2022年5月21日

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