小学生の頃、夢中になって読みふけった本。文字を追うというよりも、次から次へ景色が目の前に現れるような感覚で、自分もすっかり物語の中に引き込まれていました。まさに自分が手にしているのと同じ、「あかがね色で布張り、中央に尾をくわえた蛇の紋章が捺されている『はてしない物語』という本」がストーリーの中に登場し、物語の中心となっていくことに、とてもドキドキしたことを覚えています。ただの本なのだけれど、その凝った装丁やずっしりとした本の重みもあって、当時の自分にとっては、本棚の一番いいスペースに大事にしまっておきたい、宝物のような一冊でした。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
児童文学
- 感想投稿日 : 2010年4月1日
- 読了日 : 2010年4月1日
- 本棚登録日 : 2010年4月1日
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