力で支配するきょう奴の王旋牙の元へ人質として贈られた楼蘭の王子景ろう。
野性味溢れる王とどこまでも従順な景ろうの対極が面白い。
亜麻色の髪に淡い琥珀色と青い瞳を持つ弱弱しい王子に狩猟民族の血が騒ぐのか無体をする旋牙。
その容姿とは反対に頑ななところもある美しい景ろうが旋牙の愛情に次第に心を開いてゆく。
戦で負傷した旋牙の傍につくことを許されなかった景ろうが寒さにもかかわらず窓を開けさせ一晩中彼の好む音楽を奏でる様子がいじらしかった。それは爪が割れ血が滲んでも止まなかったのです♪
そして二人の民族衣装、素晴らしいです。
こういう衣装も朝南先生が描かれると雰囲気があって素敵です。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
朝南かつみ
- 感想投稿日 : 2012年1月18日
- 読了日 : 2012年1月18日
- 本棚登録日 : 2012年1月18日
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