犬、そして猫が生きる力をくれた――介助犬と人びとの新しい物語 (岩波現代文庫)

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  • 岩波書店 (2016年7月16日発売)
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大塚敦子さんの著書

プリズン・ペット・パートナー・プログラム=PPPP
介助犬アラニス
介助犬ターニャ
老猫ルナ
家庭犬ハンプトン

P52自分が一番得意なことで貢献できて、ほんとうに幸せ。~2016年にサウスカロライナから届いた手紙P52

そんなふうに人のために尽くせる動物は、犬以外にいないと思う。P53

メアリーは犬に対する自分の考えをこう語った。
「人間である私が、彼らより優れた存在なんて思わない。彼らが私の出すコマンドを学ばなければならないのと同じように、私のほうもどうやって彼らに教えるか学ぶ必要があるのよ。大切なのは、私たちが犬に何をやってほしいのか、そのメッセージを何とかして伝えること。それさえできれば、犬たちはコマンドさえ必要なくなる。」P73
家庭のペットになった犬たちもいるわ。でも、私は彼らを失敗作だと思わない。彼らはただ、介助犬として働くより、家族を喜ばすペットになるほうが好きだっただけなんだもの。それだって同じように素晴らしいことだと思うの。」

P97私たち人間は・・・言葉に頼るあまり、ほんとうのコミュニケーションをわすれてしまったのではないか

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2019年3月31日
読了日 : 2019年3月31日
本棚登録日 : 2019年3月31日

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