ロサリンドの庭

  • あすなろ書房 (2021年3月3日発売)
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原題:Rosalind by Elsa Beskow

ラーシュ・エリックという6歳の病気がちの男の子が母と二人で住んでいた
エリックはベッドに横になって壁紙をながめている時間が多かったが、壁紙はみたこともないようなめずらしい花が描かれていてとても素敵だった

ある日、母親が仕事へ行っている時、壁紙からノックする音が聞こえ、ロサリンドという壁紙と同じワンピースを着た女の子がやってきた
ロサリンドは壁紙の花に水をやり、壁紙の花で食事に魔法をかけ、エリックを元気にしていった

母親は、エリックの話すロサリンドは空想だと決めてかかっていたが、元気になる息子の様子を喜んだ

ずいぶん、元気になったエリックをロサリンドは自分の庭に招待した

ライラック
キングサリ
ジャスミン
ケマソウ
オダマキ
ヒナギク

その頃、母親は田舎暮らしに戻りたいと願うようになる
ロサリンドの言う通りにすると、おばさんに貸していた田舎の家に住むことができることがわかり、引っ越すことに

ロサリンドは、そこで出会う女の子に、「ロサリンドがよろしくと伝えて」と言うように頼まれる
その通りにするとその女の子アン・マリーは喜び、エリックの一番の仲良しになる

その後、二人は結婚し、生れた女の子にロサリンドと名付ける

スウェーデン語 välkommen =welcome


ロサリンドという名を持つのは、
シェイクスピアの「お気に召すまま」の主人公

rosaはスウェーデン語でピンク

『A Fairy Tale -青い薔薇の精-』と『ハンナのお花屋さん-Hanna's Florist-』を思い起こさせる

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年5月3日
読了日 : 2021年5月3日
本棚登録日 : 2021年5月3日

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