いのち愛づる姫: ものみな一つの細胞から

  • 藤原書店 (2007年4月1日発売)
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たった一個の細胞が
生きものすべてのはじまり
自然界に手ぬきはない

ものみな一つの細胞から
生まれたいのち 尊い生命
三十八億年のむかし
生まれた一個の細胞
いのちの みなもと

バクテリア(細菌) 江戸時代の飛脚 ~ゲノム
ミドリムシ 京女  ~葉緑体
ボルボックス 若衆
カイメン(海綿動物) 町娘
クラゲ(刺胞動物しほうどうぶつ) そのまま
タイ(脊椎動物せきついどうぶつ)  小太り中年男性
松(裸子植物らししょくぶつ) 枝っぷりのいい老松の幹から出た老女
シダ 東北弁の影のある男

「ものみな一つの細胞から」

細胞はつくることができない
細胞は細胞からしか生まれない

地球上の生きものすべて、この細胞から生まれた仲間である


<歴史>
R/フックが17世紀の半ば、小部屋に細胞(cell)を発見
19世紀の後半 生きている細胞が観察され、そのはたらきが調べられるようになった
20世紀後半、細胞内でDNAやタンパク質などの分子のはたらきがわかってきた

11世紀「堤中納言物語」が書かれた 源氏物語と同時期

愛づる(めづる)は美しいから愛するとか、好みのまま好きになるという愛ではなく、時間をかけて本質を見出した時に生まれる愛であり、知的な面がある。「愛知」

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2015年10月2日
読了日 : 2015年10月2日
本棚登録日 : 2015年10月2日

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