皆さんの本棚で時折見かける高校事変。タイトルから、私は、読者層ではないかもしれないと思っていたけど、なかなか綿密なバイオレンス文学。
総理大臣が訪問中の高校に突然の武装集団。罪のない高校生達が、殺され、人質に取られる。もう、事件でも事故でもなく、まさしく事変。
川崎市の武蔵小杉が事変の舞台。そのあたりは、多少地理を知っているのですが、数十年前、県境の川の周囲は犯罪が多いので注意してねと言われたことがあるけれど、日本の警察組織は、未だ改革されてないんですねえ。
戦うヒロイン・優莉結衣のキャラクターが良い。とにかく、潔くカッコいい。ダイハードよろしく次々発生する事象に、あざやかに格闘していく。身体能力が高く、戦闘知識に長ける。その理由が、テロ事件を起こし死刑になった父親に育てられたから。という、なさそうで、ありそうで、かわいそうな生い立ち。敵とみなした相手には清々しく容赦ないのに、友人に優しかったりする。
続編が多く、人気が高い理由が、よくわかりました。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2022年11月11日
- 読了日 : 2022年11月11日
- 本棚登録日 : 2022年11月11日
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コメント 10件
ひまわりめろんさんのコメント
2022/11/12
おびのりさんのコメント
2022/11/12
土瓶さんのコメント
2022/11/12
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2022/11/12
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2022/11/14
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2022/11/15