孤独を成長へのプロセスとする「孤独の技法」ガイドブック。
著者の語ろうとする、孤独の必要性・孤独の活用等は、とても参考になりますし、賛同します。そして、実践していることもあります。
多くの作家や作品の孤独感を挿入しながら解説しています。孤独アイテムの紹介も多岐に渡ります。私も読みたい作家さんを見つけました。
第一章の孤独と私が、出発点の様ですが、まず、大学受験を当然としてくれる家族。浪人し予備校を認められる資金力。等に支えられて、大学院進学を許せる状況で、「暗黒の十年」と表現されても、贅沢なお話としかー。
日常生活の中で、孤独を避けている人は別として、その時間・空間を得ることは、案外贅沢なのです。
コロナ禍で孤独との向き合い方も変化したかもしれないですよね。孤独に向き合う中で成長できる物は、確かにあると思います。若い学生さん達読んで下さい。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
新潮文庫
- 感想投稿日 : 2022年2月1日
- 読了日 : 2022年2月1日
- 本棚登録日 : 2022年2月1日
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