「雨に消えた向日葵」の奈良刑事続編。
産廃の闇に消えた二つの命。
一人は、土砂崩れに巻き込まれた派遣清掃員の女性。そこは、16年前、産廃処理場計画地で一人の反対運動の男性が殺された場所だった。
現在、行方不明の女性を捜索しながら、16年前の未解決殺人事件を同時に追う。
土砂崩れが起きた原因から過去の産廃処理場建設のトラブルの回想へと、見事な流れ。
吉川さん、すごーく上手。
たぶん資料収集等も丁重なんだろうけど、産廃という関わるのが難しそうな問題を取り上げて、
あれやこれや近年話題となったような社会問題をぼこぼこストーリーに取り込む。
そのうえで、ほおっていう結末を準備している。
タイトルの虚心ー素直になることーがどこにかかるのだろうと最後に近くなるまでわからなかった。
産廃の闇は、作られたもの。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2024年2月25日
- 読了日 : 2024年2月25日
- 本棚登録日 : 2024年2月25日
みんなの感想をみる
コメント 9件
ゆーき本さんのコメント
2024/02/25
みんみんさんのコメント
2024/02/25
ゆーき本さんのコメント
2024/02/25
おびのりさんのコメント
2024/02/25
1Q84O1さんのコメント
2024/02/25
ゆーき本さんのコメント
2024/02/25
おびのりさんのコメント
2024/02/25
みんみんさんのコメント
2024/02/25
ひまわりめろんさんのコメント
2024/02/27