関わった者たちを破滅へ導くという未完の原稿「聖域」。
文芸部へ移動となった編集者・実藤は、辞めていった前任者・篠原の残していった荷物の中からその原稿を偶然見つけ、得体の知れぬ魅力を秘めた世界に引きずり込まれる。
この小説を完成させたい、と、失踪した女流作家・水名川泉の行方を捜し求める実藤は、「聖域」の舞台である東北へ辿りつく━
長編サスペンス。
古い作品(1994年刊行)だけど、作中に携帯電話とか出てこない不便さのあるところが時代的で良いと。
すぐ連絡とれたり検索できたりする現代だと違った展開だろうか?と思ったり。
水名川泉を追っているところがハラハラしました-
死生感、宗教、救いのありかた、いろいろ思ったけど文にするのは難しい…
面白く読みました。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2018年11月16日
- 読了日 : 2018年11月16日
- 本棚登録日 : 2018年11月9日
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