織田水軍の将・九鬼嘉隆 戦鬼たちの海 (文春文庫 し 5-13)

著者 :
  • 文藝春秋 (1995年3月10日発売)
3.62
  • (9)
  • (13)
  • (23)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 153
感想 : 12
3

近頃、周りで、やたらと戦国時代や大河ドラマの話題が上るのですが…
自分にまったく知識がないのが悲しい★
なので、いつぞやのジュヴナイル特集に続き、今回は戦国時代モノ特集をば☆
まずは地元出身のこの方から!

戦国時代ブームらしいですな
私の周囲でも話題に上る頻度が高くなってきました―主に大河ドラマ。
しかし…私は話題についていけない
悲しいので知識つけよう!て事で暫く戦国時代モノ特集しようかと☆
地理にも疎いので…まずは近場から、ということで地元・志摩の土豪から織田水軍の将になった九鬼嘉隆の話を

志摩の地に住み着き二百年―しかし九鬼一族は、その好戦的な振る舞いから地の者達には受け入れられずいた。
とある戦いでの敗戦から志摩を追われた嘉隆は、勢いに乗る織田信長が天下統一を志して伊勢志摩の平定に乗り出したとき、その下に馳せ参じた。
水軍を組織せよとの命を受け、織田水軍の総大将として海戦に生きた九鬼義隆の一生。

冒頭から馴染みある地名がずらりと並んででてくるのには高校のレクリエーションで登らされた山とかね!

昔の人たちって生まれた場所から殆ど動かず一生を終えるイメージでしたが…戦国武将は違かった!
凄いアグレッシブに日本駈け巡り戦ってたのね。
こんな交通の便も良くなった現代…私は引きこもり気味なのに★

嘉隆が仕えていた織田信長も、かなり格好良く描かれてましたヮ。

伊勢神宮の神官も出陣!は何事でした。
内宮・外宮が参拝客の獲得をめぐって古くから争っていたって本当なのかしら?
大人しく神事に身を捧げてるイメージなのに。伊勢神宮の神官も本願寺みたいに武闘派だったのか?

しかしアレですね…歳取って視野が狭くなったり頭が固くなったりするのは切ないです。猜疑心が強くなっちゃうのも。
死に様、最期が壮絶でした。

鳥羽も今や観光地ですが、史跡とか残ってるのかな…高台から海を眺めてみたいな
今なら、毎日見ている志摩の海も、違って見える気がするよ☆

20090208

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2009年2月4日
読了日 : 2009年2月4日
本棚登録日 : 2009年2月4日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする