脳から「うつ」が消える食事 (青春新書INTELLIGENCE) (青春新書INTELLIGENCE 283)
- 青春出版社 (2010年7月2日発売)
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感想 : 22件
薬物療法ではなく食事で脳に栄養を送り、うつを解消しようという本。
とても専門的かつ丁寧に分析してあって、うなずけることがたくさんあった。
多くの精神科は患者に死なれては困る為に大量の抗精神病薬を処方して良くなったと思わせているが、それは仮初の姿であって「人として生きている」わけではない。
人権をはく奪しているのと同じで、一番いいのは薬を飲まなくてもうつが改善するのが望ましい。
という考えはものすごく腑に落ちたし、その通りだなと感じた。
今でこそ「糖質制限」が謳われているが、それには根拠があって、血糖値が上がりやすい体質だと、脳に栄養が回らずにうつになりやすいからだ。というのも合点がいく。
腸癖が弱い人は血糖値が上がりやすい。それも、幼少期の食事が原因の場合もあるとの見解は驚きだった。
しいては発達障害につながるというのも驚き。
腸と脳は密接につながっているのだと改めて感じた。
中盤までは専門的で読みにくいかもしれないが、後半の実践編までくると為になることばかりで読んで良かった。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
実用書
- 感想投稿日 : 2020年4月13日
- 読了日 : 2020年4月13日
- 本棚登録日 : 2020年4月13日
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