日本人の原点がわかる「国体」の授業

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  • PHP研究所 (2013年7月25日発売)
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日本の国体は、天皇であるということ。

天皇主権も国民主権も嘘で君民一体が正しいとする意見。
和を尊んで自分のことを措いてみんなの幸福のために行動する…、このような日本人が今実際何人いるだろうか。日本は和の国と言い切るのは私は賛同しかねる。和とは、「自己の主体性を保ちながら他者と協調すること」。確かにこれは理想ですね。
先の大戦がベトナム、カンボジア、フィリピンなどの東南アジア諸国の西欧からの独立に貢献したという面も指摘されている。

しかし、彼のいう日本人が、あまりにも美化されていて読んでいて違和感を感じた。彼がいうほど少なくとも私の周りの日本人は自分のことを後回しにし人に尽くすような人ばかりではない。
「必ず要求された以上の仕事をします。」なんて、、よく必ずなんて言えたものだなと。そんなわけないだろぅうう!
彼の精神論は少し偏りすぎていると思います…。(ちなみに私は学生

けれど現在日本人の民族意識が高まっているのは真実であると思う。テレビ番組を見ても書店へ行っても感じられる。
彼ほど偏ってはいないですが、私も生まれた国が日本で本当に良かったと思っていますし日本の歴史を知ることも好きです。日本のことを知って、ちゃんとした日本人になりたいとは、常々思っているところであります。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2017年4月15日
読了日 : 2017年4月16日
本棚登録日 : 2017年4月14日

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