湯浅さんのディラン本だったら読んでみたいと思った。誕生から現在に至るまでのディランの足跡をコンパクトにまとめた労作だった。
特に60年代の前半、デビューしてたちまち人気者になり、エレキを持つと裏切り呼ばわりされ・・・。「追憶のハイウェイ61」、「ブロンド・オン・ブロンド」というロック史に燦然と輝くアルバムを発表した後のバイク事故。よく知っている話だけれどもまるで物語を読んでいるかのように引き込まれる。約35年間ディランから遠ざかってしまっている自分にとって、80年代以降のディランの流れを知る事ができたのも大きな収穫。
ディランって、いつの時代も変わっていないのだな。表面上はころころ変わるように見えるけれど。
僕にとって、夜な夜なヘッドホンでディランのレコードに耳を傾けていた事が音楽体験の原点。本当に好きだったんだと思い知らされた。まあでも、今度の来日公演にはやっぱり行かないけれど。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
新書
- 感想投稿日 : 2014年1月30日
- 読了日 : 2014年1月27日
- 本棚登録日 : 2014年1月26日
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