海晴の言葉はとてもポジティブで、いつも花音の心を軽くする言葉をくれる。
離れている人に救われることってあるんだって思った。
途中から、一方的に海晴からのメールのみが書かれている状態が続くのだけれど、それで花音が何を書いたのかわかるようになっている。
一度空港でキスをしただけで、何の約束も無く離れ離れ。
また会えるという強い想いだけが、二人を繋いでいる。
なんだか始まりからドラマみたいだし、出来すぎてるよねって言ってしまえばそれまでなんだけど、小手鞠さんの文章ってとても綺麗なんです。
出会いよりも、ラストよりも、私は海晴からのメールが好きでした。
明るくて、ユーモアがあり、とてもポジティブで力強い。
なんだかあったかい太陽みたいだった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2010年7月28日
- 読了日 : 2009年9月14日
- 本棚登録日 : 2009年9月14日
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