伊達政宗、最期の日々 (講談社現代新書)

著者 :
  • 講談社 (2010年7月16日発売)
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感想 : 13
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大河ドラマ「独眼竜政宗」を見終わったので、惹かれて読んでみた。

ドラマではほとんど描かれなかった伊達政宗の最晩年。

側近がリアルタイムで書いた日記をもとに話が進んでいくので、ドラえもんのタイムテレビで伊達政宗の死の直前の様子をのぞいているかのような臨場感だった。

「戦国時代の完走者」ともいわれる政宗。

現代の自分からみたら、畳で死ねるなんて他の武将よりずっと幸せなことなんじゃないか、って思ってしまう。
でも、前半生を戦国武将として生きた人間としては、やはり戦場で華々しく散るのが幸せだったのかなと思わせる政宗の言動。

人生の割合でみたら、世が定まってからの人生の方が長いのに、戦国武将らしい気概を持ち続けたい願う政宗。

そんな政宗の子孫はいまだ仙台の地に連綿と続いているということもすごい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 新書_歴史
感想投稿日 : 2015年6月2日
読了日 : 2015年6月2日
本棚登録日 : 2015年6月2日

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