一番手の志村貴子さんの義理兄弟の話が秀逸。
愛しいと書いてかなしい、可愛そうと書いてかわいそう、と読む不可解な日本語の意味を実感。無様な姿を晒し、かっこいいお兄ちゃんのままでいられなかった兄の罪と、それに対する弟からの罰。最後は倒錯的なこれからの関係を彷彿とさせる。なんか、お兄ちゃんの気持ちが分かりすぎて同族嫌悪…読後は詰めた息を吐き出さないと身体にこもる湿度の高さ。
不憫といいつつバッドエンドな話はほぼ無し…なんだよ皆リア充かよ。
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カテゴリ:
BL雑誌・アンソロジー
- 感想投稿日 : 2013年12月23日
- 本棚登録日 : 2013年12月22日
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