積木の恋 (プラチナ文庫)

著者 :
  • フランス書院 (2011年10月11日発売)
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本棚登録 : 672
感想 : 56
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医大研究員×詐欺師。

恋愛詐欺師の受けは攻めをターゲットにして、恋人として付き合うことに。攻めを好きにるほど罪の意識が芽生えはじめて…。攻めも受けにある罪の意識を持っていた、というのが帳尻あわせじゃないけど自分的には昇華できて良かった。
あと、攻めがイケメンではないけど清廉でクリーンなイメージが読んでいて心地よい。ちょっとヘタレなのにきめるポイントは外さないのも良い。

受けは不幸な生い立ちから、お金を騙しとる詐欺師になってしまったんだけど、読んでいて不快ではない。むしろ、隣室の虐待している親や、出所後のバイト先の家族にムカついてしまう。まー、前科者の受けは甘んじて受け止めないといけないとは思いつつ、せめて説明しないと信頼もなにもないじゃない。

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: →凪良ゆう
感想投稿日 : 2018年12月20日
本棚登録日 : 2013年4月25日

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