アタッチメント:生涯にわたる絆

制作 : 数井みゆき  遠藤利彦 
  • ミネルヴァ書房 (2005年4月5日発売)
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本棚登録 : 94
感想 : 5
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アタッチメントについて、提唱者ボウルビィの理論から、インナーモデル、SSPなどの調査手法、各世代間のアタッチメントについてなどなど、網羅的に良くまとめており、アタッチメント理論の入門としてはこれ1冊で十分という感じ。
生物の生存本能、危機回避のための機能としてのアタッチメントという考えは、ヒトもまた動物なのだと再認識された。赤ちゃんが可愛らしく感じるのは彼らの生存戦略だと考えると、なかなかやるな…という気になる(笑)。
アタッチメント、とそのまま用いるのがいちばん無難とは思うが、”絆”も”愛着”も変に情緒的な意味合いが入ってしまうのが難しい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 児童科
感想投稿日 : 2023年11月7日
読了日 : 2023年11月7日
本棚登録日 : 2023年10月20日

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