ひさしぶりにがつんときたよ。
ただいま、白洲家のブーム再来。
6-7年前と違うのは、次郎にはまっているのではなく、正子にはまっていること。
千絵の中では、次郎と正子は、
ボニー&クラウドのようなセットではないのよ。
だって、ジャンルも思考も違うじゃない?
ただ、好みのタイプは白洲次郎と言っちゃうわたくしとしては、正子に当然興味が湧くよねということで、がさっと万単位で注文して読み耽っている。
"若くとも一所にじっとしているならば、それは既に老いたのです。"
一箇所に留まっていない?きちんと意図的に変化している?
ルーティンをこなすだけになってない?
気晴らしすることや笑うことすらルーティンになってない?
この本は、若くいるために必要なことが書いてあるタレント本なんかと違う。というか正子自身が、若々しくいることに固執はしていなかったように感じられる。
題名はこんなだけれど、本当の趣旨はそこではなくて、正子自身の有している美意識を徒然なるままに書き記した文章を、編者がテーマに即してまとめて、こんな題名をつけたような感じ。
丁寧な文章は相変わらず。
何度読んでも、また新たな発見が、あるんじゃないかな。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
心を鍛える
- 感想投稿日 : 2011年4月5日
- 読了日 : 2011年4月5日
- 本棚登録日 : 2011年4月5日
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