面白かったんだけど、特に前半、主人公・遊馬の生き方にはちょっとイライラ。
自分の生き方が自分で決められない家元の宿命みたいなのには同情するけれど、何というかそこから逃げている感じがイヤでした。
でも、そんな遊馬が京都で出会う一風変わった茶人たちは、みんな一癖も二癖もありながら、みんなそれぞれに茶道を愛していて、彼らとの交流の中で遊馬が少しずつ成長していく姿は、青春小説の王道ではありながら、やっぱり気持ちいいです。
ちょっと茶道を習ってみたくなりました。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2011年3月7日
- 読了日 : 2011年3月7日
- 本棚登録日 : 2011年3月7日
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