興味深い本だった。
2時間くらいでぺろっと読んでしまった。
まず、20代、や30歳までにではなく「28歳」と言い切っている点が面白い。本来であれば、20代という区切り方をした方がターゲットの範囲(=読者)は増えそうなのに。
この本は色々な観点から、いま私が点検すべき事柄を次々と提案してくれた。
• 人生で一番大切にしたいことは。
→本来、人生というものは目の前にまっすぐな道が一本敷かれていて、そこだけ歩いていけばいいと言われれば案外楽なものである。=直線型ライフコース ただ、生き方の選択肢が増えた今、自分の人生をどのようにプロデュースしていくかしっかり考える必要が出てきたのだった。
つまり人生に目的を持つということ。
就職して、少し経った今感じ始めていた違和感(このままいわゆる「普通」の人生、幸せを手にしていっていいのか。)の原因がわかった。シンプルに選択肢が増えたんだ。そしてその選択肢の範囲は、これまでの人生の中で一番といっていいほど広く、数は多い。だから迷って、もがいて、戸惑っているんだ。
• パートナーとして選ぶべき男性像とは。
→いざという時、あなたの味方になってくれるか。
• 仕事で輝く女性になるためには。
→目的や目標を持って仕事をしている。3年後、自分はどうなっていたいか。服装は?ヘアスタイルは?誰とどんな風に働いている?か、イメージを持つ。イメージさえできれば、すべきことがだんだんとわかってくる。
そのほかにも、「今ある仕事」についてや、自分の時間との付き合い方など、今の考え方で間違っていないか、点検するきっかけがたくさん与えられた。
今、漠然と自分のキャリアについて焦っていて、なんか指針を見失っていて、もがいている最中の私にとって、上のような抽象的な問いは新鮮だった。かつ、視野が狭まっていたことに気づくいいきっかけとなった。
この焦り、迷いは間違っていない。選択肢が増えた以上、自分の人生をどうプロデュースしていくかしっかりと考える必要ができたのだ。当たり前の違和感だ。「目的を持って」生きて行きたい。
- 感想投稿日 : 2020年4月26日
- 読了日 : 2020年4月26日
- 本棚登録日 : 2020年4月26日
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