彷徨える艦隊 4 (ハヤカワ文庫 SF キ 6-4)

  • 早川書房 (2009年11月10日発売)
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本棚登録 : 185
感想 : 10

4巻目。いきなりフルスロットル。で、大佐の作戦大当たりなのは良いけれど、ぐだぐだでうわうわな人間関係はちょっと苦手。一方で獅子身中の虫の活動が明らかに。もはや「足を引っ張る」ではすまないあああああな状況。そんな中で、動揺したり悩んだりしたりしても、かなりの部分感情をコントロールできる大佐は、さすがです(この巻の終わりの方ではそうはいかないシーンもあるけれど)。
というわけで、フルコース、大充実の巻です。
さて、後書きを見るとあの女性はすこぶる不人気らしいのだが、個人的にはなかなか面白く、興味深い。
一方、艦長。耐える女はちょっと苦手かな。余談ながらふと思い出すと、1巻目「中年」らしき描写あり。ヒロインに若さを求めないのが欧米の作品なのだとあらためて納得。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: SF
感想投稿日 : 2013年4月7日
読了日 : -
本棚登録日 : 2013年4月7日

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