恋愛ゲーム (角川文庫 緑 480-16)

著者 :
  • KADOKAWA (1987年4月1日発売)
3.20
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本棚登録 : 23
感想 : 1
5

読始:2008,2,17
読了:2008,2,17

鎌田敏夫の作品はこれで二作目。
恋愛作品三つが収められている。

 ?恋愛ゲーム
 ?雨の降る駅
 ?雨(レイン)

純恋愛ではなくちょっと変わった恋愛
僕自身が一番好きなのは?「雨の降る駅」

田舎の駅での電車を待つまでの刻(トキ)
背景の雨がたまらない
雨の変化が2人の(相手に見せる)気持ちの変化をあらわしているよう…

田舎らしい待合室の
まだ始まったばかりの初々しいカップル
ポンカンの女性
蕎麦好きのおじいちゃん

すべての登場人物が2人のカップルの客観的一面を暗示しているきがする

こんな恋愛をしたいかは別にして
こんなに相手のことを好きになれたらいいね


?恋愛ゲームは世界で一番ロマンチックな海の「男と女と男」の別バージョン『女と男と女』って感じかも


男と男の嘘は許してはならない
女と女の嘘も許してはならない
でも
男と女の嘘は黙って聞いてやらなくてはならない


何度もでてくるこの言葉。印象的でした。


?作品全て読了後の余韻がぃぃ
お勧めの作品

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 恋愛小説
感想投稿日 : 2009年5月29日
読了日 : 2008年2月17日
本棚登録日 : 2009年5月29日

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