★4.0
祖父が営む骨董屋・雨柳堂で、たまに店番を担当する蓮。物に情が移るのは少し怖いところがあるものの、成し遂げられなかった思い、誰かの心を軽くするエピソードが多く、読後感がとても優しい。それは、時に恋愛、時に友情と様々。全十話のどれもが素晴らしく、甲乙つけ難い感じ。そして、蓮は物に宿る精や思いを視覚的に認識できるけれど、彼の祖父はそれほど能力がなさそうなのが面白い。てっきり祖父譲りの能力なのかと思ったのに。また、舞台設定が大正時代くらいで、女学生の袴等、レトロ好きには堪らない。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
コミック
- 感想投稿日 : 2023年7月28日
- 読了日 : 2023年7月28日
- 本棚登録日 : 2023年7月28日
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