その桃は、桃の味しかしない

著者 :
  • 幻冬舎 (2012年4月25日発売)
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本棚登録 : 304
感想 : 42
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加藤千恵初の長編小説ではないだろうか。マンションも男も共有する奏絵とまひるの複雑な関係、ふたりと不倫関係にある平井なんかはどうにもこうにも江國香織の小説に出てきそうな登場人物と設定である。加藤千恵は好きだけど、江國香織と比較してしまうので少し物足りなさを感じる。歌人なので長編小説より短編の方がうまいかなと思う。相変わらず主人公が好きになるのはダメ男なのはもうデフォルトなのね。2012/685

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 図書館
感想投稿日 : 2015年4月13日
読了日 : 2012年11月28日
本棚登録日 : 2015年4月13日

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