極北ラプソディ

著者 :
  • 朝日新聞出版 (2011年12月7日発売)
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本棚登録 : 2070
感想 : 322
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財政破綻した極北市の極北市民病院と雪見市極北救命救急センターの話。
年明けから別の3作品を読んでいたので記憶が新しい部分はより楽しめました。

先日読み終えた「北極クレイマー」の今中先生とこんなに早く再会できるとは!
他の登場人物は、世良院長、ジェネラル速水、花房師長あたりがお馴染みのメンバー。
この3人の恋愛話もありました。
速水先生と花房師長は印象が強く残っています。
しかし世良院長と花房師長・・・
ん・・・このあたりの記憶が曖昧なので私は「ブラックペアン1988」を再読する必要があります。汗

水沢教授と速水先生の関係は「ひかりの剣」を読んだばかりで、信頼関係が続いているのだなと思いました。

ひとつ読みながらひっかかっていたことは、
極北救命救急センター長の桃倉さんが「医学のたまご」のモグラさんこと桃倉さん?
いや歳が合わないのでモグラさんがセンター長の息子さん???

・・・こんな私ですが楽しく読み終えました。

今回新しく登場した神威島診療所の久世院長に興味が湧きました。
神威島診療所では今中先生のかつての同僚後藤先生との再会がありました。
北国と思われる地域の皆さんとまた別の作品でお会いしたいです。

そして今後の海堂尊作品をもっと楽しめるように、
再読の時間を作りたいと思います・・・。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2015年2月10日
読了日 : 2015年2月3日
本棚登録日 : 2015年1月7日

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