長編13巻からなるシリーズを一冊にまとめるという荒業。文を担当された舟崎克彦さんご自身があとがきで述べている通り、若干かいつまみ気味なのは仕方のないところで、読後物足りなさがどうしても残る。とはいえ、動物の言葉がわかる博識なドリトル先生シリーズの雰囲気を感じ取るにはいい入門書だと思う。文章の端々に、端折られてしまった大冒険の片鱗が垣間見える。私自身も、数十年前に読んだきりですっかり内容を忘れてしまっている。これを機会に、改めて読み直してみようと思う。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
児童書
- 感想投稿日 : 2021年4月26日
- 読了日 : 2021年7月1日
- 本棚登録日 : 2021年4月26日
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