怪談など不思議な話が好きだが、霊体験もないので半信半疑だった。
この方の体験はすごい。
死者の魂の中継器になって、追体験している状態で大変辛い思いをされている。
震災後は特に。
津波で亡くなった方々の溺死体験を語られている所は読んでいて物凄く辛かった。
そして、父子家庭の12歳の子が津波で亡くなり、一人仮設で肩を落として暮らすお父さんを見ていて、成仏せずにとどまり、お父さんのために祈りたいと住職とともにお寺で読経をすることになったという話が衝撃的でした。
死者が生者のために祈るという。
栗原市通大寺 住職の徐霊の話も淡々としていて興味深かった。
太鼓や読経、洒水は日本人にしか効かないだろうと、土地の風土や文化に支えられている、聖水といってかけるのは水道水だそう(笑)
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
図書館
- 感想投稿日 : 2022年4月10日
- 読了日 : 2022年4月10日
- 本棚登録日 : 2022年4月10日
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