変貌する民主主義 (ちくま新書 722)

著者 :
  • 筑摩書房 (2008年5月1日発売)
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本棚登録 : 317
感想 : 34
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「自由主義」「多数者と少数者」「ナショナリズムとポピュリズム」「主体性のゆらぎ」という4つの観点から、現代における民主主義の立ち位置を概観するような本。結論はなくて解説に留まるので、読後少々モヤッとするが、そこはきちんと自分で考えろ、とも取れる。

自分は政治学については素人なので内容の妥当性に関しては判断できないが、昨今の政治状況の中でポピュリズムやポリティカル・コレクトネスが政治に対して及ぼしている影響、そのあたりがなんとなく整理できた気がしている。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 勉学
感想投稿日 : 2017年10月29日
読了日 : 2017年10月18日
本棚登録日 : 2017年10月5日

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