聲の形(5) (講談社コミックス)

著者 :
  • 講談社 (2014年8月16日発売)
4.13
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本棚登録 : 1870
感想 : 74
5

最初の1巻を初版で買って読んだけど、1巻の内容はまさにいじめて、いじめられての内容だったためそのまま2巻を読まずに心苦しいイメージしかなかったのですが、
ずーっと話題になっていたのでもう一度1巻から一気読みしてみたら、『あー話題にもなるはずだ』と納得、面白いです。
人生再生物語なんだろうけど、そんなことを文字で書くと重みがなくなって薄っぺらく感じるけど全然違いますから。
すごい人間ドラマが繰り広げられています。
それぞれの立場からそれぞれの後悔があって、みんながたぶんそれについて思うことがずーっとあって、心の傷がうずいていたんだと思う。
とくに石田くんはいじめる側、いじめられる側の両方をあじわっているだけに人よりも思い感じることが多かったはず。
ってか、5年かけて西宮さんのことずーっと考えながらすごしていたんだよね。
ようやく行動できるまでになった石田くんなわけで、西宮さんとの再会から彼をとりまく環境も動き出し、変わり始めた。
彼のまわりに集まり始めた人達は何を思って彼のまわりに集まってきたのか?
集まってきたことはいいとして、なぜつるみ始めたかな?
色恋だけでじゃない。何を期待している。
石田くんをいじめていた少年2人の存在もこの先気になるし。
あと、真柴くんがちょっと謎だよね。
この真柴くんはどんな理由で石田くん達に近づいてきたのか?
真柴くんもどこかで石田くんのいじめのことで繋がってる関係者なのかな?
まぁそれはいいとして、5巻の最後がなんて切ない。
まさか、彼女がそんな決断をしていたなんて、6巻で夢でしたなんてことはない?
すっごく気になるところで終わってるんですよね。
もう毎巻読むたびに、自然とポロポロ涙でるんですが、たぶん読んでいるみなさんもそうですよね?
いろいろ胸にくる作品です。
6巻がすでに発売されているようなので今日急いで買って読みたいと思います。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 漫画
感想投稿日 : 2014年10月29日
読了日 : 2014年10月29日
本棚登録日 : 2014年10月29日

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