君はおりこうみんな知らないけど (角川文庫 き 9-30)

著者 :
  • KADOKAWA (1996年10月1日発売)
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本棚登録 : 663
感想 : 60
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2~3行の短文の詩が多い写真詩集。
発行が平成8年ということもあり、季節の花や風景の写真は今ほど鮮明ではないが、綺麗で物寂しい雰囲気がある。

銀色夏生さんなのでやはり恋に関する詩が多い。
どれもいい言葉ばかりだが、あまり直接的なものを例として挙げるとやはり恥ずかしい。
そこで、それ以外で気に入ったものを2つ。
詩のタイトルがないので、本文抜粋になってしまうが。


「あなたを盾にして」

人に頼ってばかり、人のせいにしてばかりなので、それを指摘されたような気がした。


「精神統一
 それから
 一粒の砂のように軽く
 海の底のように静かに」

イメージしてみると、なんだか落ち着く気がする。
いつあるかはわからないが、精神統一する必要があるときはこの詩を参考にしようと思う。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2020年10月7日
読了日 : 2015年2月26日
本棚登録日 : 2020年10月7日

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