2~3行の短文の詩が多い写真詩集。
発行が平成8年ということもあり、季節の花や風景の写真は今ほど鮮明ではないが、綺麗で物寂しい雰囲気がある。
銀色夏生さんなのでやはり恋に関する詩が多い。
どれもいい言葉ばかりだが、あまり直接的なものを例として挙げるとやはり恥ずかしい。
そこで、それ以外で気に入ったものを2つ。
詩のタイトルがないので、本文抜粋になってしまうが。
「あなたを盾にして」
人に頼ってばかり、人のせいにしてばかりなので、それを指摘されたような気がした。
「精神統一
それから
一粒の砂のように軽く
海の底のように静かに」
イメージしてみると、なんだか落ち着く気がする。
いつあるかはわからないが、精神統一する必要があるときはこの詩を参考にしようと思う。
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- 感想投稿日 : 2020年10月7日
- 読了日 : 2015年2月26日
- 本棚登録日 : 2020年10月7日
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