スマートな資産家で歴史教師のキャロラス・ディーンシリーズの第一作目とのこと。
主人公のキャラクターは品が良く嫌味もなく、強引さには少し欠けるかもしれないけれど強い意志を感じさせる好ましいキャラクター。
警察と近すぎず遠すぎずの関係なのも、探偵小説的に無理を感じさせない程度で良かったです。
二件の殺人事件解決に関する手がかりは全て開示されているので、読み直して確認するのも楽しいかも。
街の人間もそれほどどぎつい変人がおらず、全体的に地味だけど味わいのある世界でした。
解説も丁寧で読み応えがありました。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
外国作家
- 感想投稿日 : 2016年11月11日
- 読了日 : 2016年1月1日
- 本棚登録日 : 2016年1月1日
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