時代小説が多かったので、ちょんまげ以降の話が読みたかった気分にはそぐわず残念な感じでした。
ただ、さらりと読める長さの話ばかりであること、それほどどぎつくないことなどから読後感は良かったです。
伝奇幻想というタイトルですが、感情・心を感じられる話が多いし文章が平易ですっきりしていることもあり、時折は人情話を読んでいるような気にもなりました。
同じ奇談でも怪異が際立つ岡本綺堂と比べると、胡堂は奇談といっても人の情に重点があるような印象です。
読書状況:読み終わった
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な行
- 感想投稿日 : 2016年12月5日
- 読了日 : 2015年1月9日
- 本棚登録日 : 2015年1月9日
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