〝月夜だった...黒々と海に突き出た岬をめぐって、まるでそこから生まれ出るように、車のヘッド・ライトが次々とこちらへ向かってくる...少年はうつむいて道を急ぐ...黄色いバスが、窓いっぱいに灯りをともして来る。月光の差し込む海底のように、ほの青く輝いて...バスの中では揺らめく海藻、鱗を光らせた大小様々な魚たちが泳いでいた・・・〟月夜の海沿いの国道。少年は通過するバスの窓の中を覗き込み、息をのんだ!・・・青い闇と黄色い光芒が色なす、幽玄の世界へと誘われる幻想絵本。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
絵本
- 感想投稿日 : 2023年7月12日
- 読了日 : 2023年7月11日
- 本棚登録日 : 2023年7月11日
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