間宮林蔵 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (1987年1月8日発売)
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感想 : 21

不凍港を求めて南進を望むロシアの勢力と、鎖国政策に綻びをみせ始めた幕府とが相対する地域、千島列島と蝦夷。そして大陸につながる半島か島か謎の樺太(サハリン)。幕命により樺太北端から黒竜江地方を探検し「間宮海峡」発見の功労者となった<間宮林蔵 1780?-1844>の波乱万丈の生涯が描かれた歴史長編小説。伊能忠敬との交流、德川斉昭との関係、シーボルト事件の詳細と林蔵の立場、幕府隠密としての林蔵の横顔など、史実と物語が織りなす興味を掻き立ててやまぬ<吉村 昭>さん執念の記録文学。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 日本文学
感想投稿日 : 2022年10月13日
読了日 : 2022年10月10日
本棚登録日 : 2022年10月10日

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