「君たちは、その手に一本の剣を持っている。法律という剣だ。法治国家では最強の武器と言っていい...しかし、君たちの剣は、まだ道場剣だ。実務では生身の相手の真剣勝負となり、型通りの剣裁きなどできない...事件が百あれば、百通りの対応が求められる。やがて自分が取るべき太刀筋を見えてくる...悪人の面をたたき割る。それこそが検事の醍醐味だと思って貰っていい」・・・司法修習生に最後の講義を行ったベテラン検事・最上毅(モガミタケシ)と、師弟関係にある若手検事・沖野啓一郎が、「正義」の在り方を問う熾烈な検察小説。
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カテゴリ:
日本文学
- 感想投稿日 : 2023年6月9日
- 読了日 : 2023年6月8日
- 本棚登録日 : 2023年6月8日
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