戦争の傷あと (漫画家たちの戦争)

  • 金の星社 (2013年4月4日発売)
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本棚登録 : 58
感想 : 9

戦争というのは、兵隊同士が戦い殺し合うだけのものではない。銃後で困窮生活を続ける人々が、戦争の巻き添えになって死んでいく、いかに非人道的なものか、その不条理な世界を描いた日本の漫画家たちの9作品です。動物園の人気者も戦争の犠牲となる 藤子・F・不二夫の『ぞうとおじさん』、戦争が終わっても空腹な時代が続いた 手塚治虫の『すきっ腹のブル-ス』、民間人への無差別爆撃を描いた 巴里夫の『愛と炎』など、いずれも非情な戦争の姿が伝わってきます。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: コミック
感想投稿日 : 2021年10月22日
読了日 : 2021年10月21日
本棚登録日 : 2021年10月21日

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