もう親を捨てるしかない 介護・葬式・遺産は、要らない (幻冬舎新書)

著者 :
  • 幻冬舎 (2016年5月28日発売)
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感想 : 26

超長寿社会となった日本が抱える問題の深層を探求し、「親を捨てる」しかないと提唱する【島田裕巳】の啓発本。 高齢化が辿る行末には、看取り手のない「孤独死」「無縁死」「行旅死」などがあるが、介護に疲れ果てた末の「介護殺人」が急増してきている。親の年金をあてに失業中の子供が居る家族を「介護殺人予備群」と危ぶむほど、親離れ・子離れが出来ない日本人の「甘えの文化」があると言う。問題解決の方法としては、無駄な延命治療をやめ、寝たきり老人をつくらせない医療体制(スウェーデン式緩和治療)に改める必要があると訴えている。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 国内ノンフィクション
感想投稿日 : 2019年9月18日
読了日 : 2019年8月20日
本棚登録日 : 2019年8月20日

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