AC概念を輸入した筆者が昨今の毒親論に物申す的な内容。毒親論は運命論で、「毒親だからしょうがない」という使われ方を批判している。それはそれでもっともなんだけど、先生が救いたかったのは毒親論に安住する人じゃなくて、人知れず毒親に苦しんできた人じゃなかったの?という。そういう毒親論を踏み台にして生きていける人達ではなく、毒親論のはるか辺縁の(言葉は悪いけど)甘ったれ達相手にシャドウボクシングしている感じで、読んでてちょっと辟易。
結局、毒親を定義的に議論しないから概念が拡散してしまっているよね。
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- 感想投稿日 : 2017年7月8日
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- 本棚登録日 : 2017年7月8日
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