イエス登場!: 気合の入ったキリスト教入門;II (ドン・ボスコ新書 気合の入ったキリスト教入門 2)

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  • ドン・ボスコ社 (2013年8月14日発売)
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 著者は、月刊誌「カトリック生活」でひときわ異彩を放つ連載「〝キリスト者〟と〝思想〟の交差点」を執筆中の来住神父。まず、その経歴がユニーク。司法試験に挫折し、電気企業に就職後、イタリア旅行でカトリックに目覚め、洗礼を受けて御受難修道会に入会。司祭叙階後は、宗教講話、祈りの指導、教理教育へと活躍の場を変えながら現在に至る。

 本シリーズは、キリスト教信者でない人のために「キリスト教とは何を問題にしてきたのか? どこに根本的な解決を求めようとしてきたのか? その力動性が、読後に何らかの形で胸に残ってほしいと思って」書いたという。神父の身でありながら、キリスト教をあくまで「客観的に提示する」ことに徹する。

 本文中に(笑)やジョークが頻出するのはご愛嬌。ページ下部に細々と記された注釈や余談を読むのも楽しいし、合間に挿入される仮想の話し相手「A君」との対話も小気味いい。

 特にこの2巻は図解を交えながらイエスの言動や教義、時代背景などについてわかりやすく解説する。キリスト教学校で、こんな聖書の授業を受けたかった。著者の書いた『スラムダンク宣教学』が世に出ることを熱望する。(松ちゃん)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 神学
感想投稿日 : 2013年11月14日
読了日 : 2013年11月1日
本棚登録日 : 2013年11月1日

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