今回はアリババの過去の経緯が明らかになるとともに、バルバッドを影から支配する勢力との対峙編である。より正確に言うと、対ジュダル緒戦である。
物語はシンドバッドとジュダルを取り込むことで、より複雑な色合いを帯び始め、なかなか一筋縄ではいかぬ様相をもたらしつつある。霧の団の幹部三人が姿を消した件はそっと触れられているが、物語上重要なターニングポイントだ。
対ジュダル戦が今回で片が付くようなものでないことは容易く読み取れるし、次巻からの展開が楽しみなところである。
間に挟まる巻と言えるような内容であり、元からの密度を思えば星四つ半相当かなと評価した。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
漫画
- 感想投稿日 : 2015年6月3日
- 読了日 : 2015年6月3日
- 本棚登録日 : 2015年6月3日
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