いよいよドリフターズとエンズ(廃棄物たち)の対決が始まる二巻である。
ドリフターズを後援する十月機関のオルミーヌとの邂逅、エルフたちへの檄、そして始まる世界史に名を残す煽動者が作り上げたオルテ帝国への反乱。
そして巻末を彩るのが、黒王からの刺客であるジャンヌ・ダルクとジルドレとの対戦である。
実にテンポよく物語は進み、合間に帝国サイドでのサン・ジェルミ伯の視点による「帝国詰んでね?」的な世界情勢にも触れられている。
楽しく読ませていただいた。主役三人の、特に豊久の言葉の強さは際だっているだろう。
今回は星五つで評価したい。
刊行ペースの遅さだけが気になるところだが(二巻ですでに前巻から一年三ヶ月の間が空いている)、内容の濃さ自体は素晴らしいの一言だ。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
漫画
- 感想投稿日 : 2019年6月21日
- 読了日 : 2019年5月5日
- 本棚登録日 : 2019年6月21日
みんなの感想をみる