葉月さんで始まり葉月さんで終わる11巻である。
今回は「フェアリーズストーリー4」のキャラデザに関する物語を中心に描かれている。
沖縄社員旅行による水着回を冒頭に置き、母校を訪れたほたるが一念発起してフランスに舞い戻る物語が合間に挟んだ形だが、今回は全般にキャラにスポットが当たっている。
サメを完全理解したなるっちや、ダメダ明太子になってしまった外注先・シルバーウイングの一色たまごの再登場など小ネタを挟みつつ、FS4開発は佳境に差し掛かっている印象である。
キャラデザをキッチリ提示してくれるのはもちろん、本編のストーリーなどもカッチリ描いてくれていて、開発過程が明確になっているところなどはこの作品らしい本格さだろう。
今回も楽しく読ませていただいた。
基本高品質なこの作品の評価はいつも難しいが、推しの葉月さんが暴走していることに敬意を表して星五つで評価したい。
なお、普通に彼女の水着姿が素敵だったりなど、加点の理由はごくまっとうにあるので念のため。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ドナドナ
- 感想投稿日 : 2020年9月21日
- 読了日 : 2020年8月30日
- 本棚登録日 : 2020年9月21日
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