一日でも本国に帰国したいヨッサリアン。しかし、帰国するためには「キャッチ=22」によって規定された出撃回数をクリアしなければならない。あと数回の出撃で帰国できるとなると出撃回数が増やされ、延々と帰国することができずにいる。登場人物たちもみなどこか何かがおかしい。
下巻まで読み続けるのは大変だったが、なぜ大変だったのかの理由は訳者あとがきで解説されている。この小説にほどこされたギミックの数々を知り、衝撃を受けた。戦争の不条理、その渦中の混乱に読書体験を通して少し触れられたような気がした。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2021年11月29日
- 読了日 : 2021年11月29日
- 本棚登録日 : 2021年11月29日
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